文部科学省科学研究費 助成事業「学術変革領域研究(A)」行動変容を創発する脳ダイナミクスの解読と操作が拓く多元生物学

行動変容生物学 - 行動変容を創発する脳ダイナミクスの解読と操作が拓く多元生物学

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「Computational Neurology Club Seminar」第13回 開催のご案内(『行動変容生物学』共催)

大変お世話になっております。ExCELLSの中江です。第13回Computational Neurology Club Seminarについてご案内致します。
京都大学大学院 医学研究科 (現 大津赤十字病院 脳神経内科)の坂戸 勇介先生、京都大学大学院 医学研究科の澤本 伸克先生にご講演を頂くことになりました。是非ご参加いただけたら幸いです。

「Computational Neurology Club Seminar」第13回

テーマ: パーキンソン病における脳萎縮パターンに基づく異なるサブタイプの同定

日時:2025年1月17日(金)14:30-16:00

開催場所:オンライン(zoom

講演者:坂戸 勇介(京都大学大学院 医学研究科(現 大津赤十字病院 脳神経内科)

               澤本 伸克(京都大学大学院 医学研究科)

概要:パーキンソン病は、運動緩慢・筋強剛・静止時振戦などの運動症状に加え、認知機能低下・自律神経症状・精神症状など様々な非運動症状を呈するが、それらの組み合わせや進行速度には大きな多様性がある。これまで、発症年齢や優位な運動症状に基づいたPDのサブタイプ分類が試みられてきたが、その病理学的な背景は明らかにされていない。最近、疾患進行モデルとクラスタリング手法を統合した機械学習アルゴリズム”Subtype and Stage Inference (SuStaIn)”が提案された(Young, et al. Nat Commun. 2018)。この手法を遺伝性前頭側頭型認知症の脳MRI構造画像・横断データに適用して脳萎縮の空間的および時間的な進行パターンを推定することで、遺伝子型に基づくサブタイプが同定できることが示された。我々はパーキンソン病にSuStaInを適用し、脳萎縮の空間的および時間的な進行パターンに基づいて3つの異なるサブタイプを同定し、それぞれの臨床的特徴の違いを明らかにした(Sakato et al. Brain. 2024)。本講演では、この研究をご紹介すると共に、今後の研究の展開についても議論したい。

ご登録は以下のリンクから可能です。
https://boatneck-weeder-7b7.notion.site/Computational-Neurology-Club-a945537f7cb54db3b20fa9c4e65c1e72?pvs=4

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